はまトレ

さてさて、
前回のブログで

本当にあなたは「痩せたい」んですか？

ということで、「痩せる」ってどういうことなのかについて、
考え方やその本質を細かく説明させてもらいました。

まとめとしては

・「痩せたい」っていうゴール設定はやめましょう

・「痩せる」じゃなくて「脂肪を落として筋肉は落とさない」方法をでボディメイクしよう

というような内容になっていたかと思います。

その中で、
人類の生命維持プログラムのお話を簡単にさせてもらいました。
それは、
「余分な筋肉は落として、脂肪を蓄える」というプログラムで、
このプログラムは基本的に全人類にインプットされているということです。

「いやいや、なんで筋肉を落とすのよ？筋肉があれば得することの方が多いでしょ？」

なんて声が聞こえてきそうです。というか僕が以前そう思っていました。

脂肪なんて無駄なものを蓄えるなんて、
人間の遺伝子はどうかしてるぜ・・・

確かにその通りです。現代の価値観においては。

しかし遺伝子のプログラムというのは、文字通り遺伝されているわけで
大昔から脈々と受け継がれているわけです。

そこで簡単に、

なぜ「余分な筋肉は落として、脂肪を蓄える」というプログラムがインストールされているのか

についてご説明してから本題に入っていこうと思います。

まず、あなたも以前歴史などの授業で勉強した通り、
昔は今と違って食料があふれかえっている状態ではなく、毎日自ら獲得しに行かなくてはなりませんでした。

イノシシや野鳥などを獲ったり、魚を獲ったり
田んぼをつくって稲を植えたり、畑を作ってジャガイモを育てたり

食料を獲得するために人は知恵を絞って努力してきたんですね。

しかしもちろん全く獲得できず、何も食べることができない日などもありました。
そうなると、カラダは困ります。

以前もお話ししましたが、カラダはクルマと同じで、動かすためにはエネルギーがいります。

クルマの場合は「ガソリン」というエネルギーが必要なように、カラダもエネルギーが必要です。
ご存知の通り、人間のエネルギーは「食物」です。

クルマはガソリンが切れると動くことができません。動けなくなります。
人間でいうと、死んだ状態だと思ってください。
クルマは生きていないので、ガソリンを補充すればまた動けるようになりますが
人間は一度エネルギーがゼロになると「餓死」という形で生命が維持できなくなります。

しかし、人間がクルマと違う点は、胃の中(クルマでいうガソリンタンク)以外に

「エネルギーを蓄えられる」

という点です。
ここが人間や生物の優れた点です。

もしかしたら「断食」や「プチ断食」をしたことがある方もいると思います。
1日2日何も食べないあれです。(いろいろな断食の仕方があるので何も食べないものばかりではないですが。)

でも死にませんよね？
何も食べてない＝エネルギーが入ってこない
ということなのに、エネルギー切れで死ぬことにはならない(餓死しない)んです。

不思議じゃないですか？
僕はとても不思議な感覚になりましたが、

「ほとんど何も食べないで過ごす」

といった経験は誰にでも1度や2度は必ずあるはずなので
誰もが経験的にその事実を知っており、当たり前の事実としてみんななんとなくわかっています。

でもなんで「死なない」んでしょう？

それは、

「体の中にすでにあるモノをエネルギーに変換しているから」

ですよね？誰でも知っていると思います。
その中でも、脂肪がエネルギーとして変換されるということは特に有名です。

しかし、意外と皆さんが意識しないのが、

「筋肉が減る」という事実です。
脂肪がエネルギーとして変換されるように、筋肉もエネルギー化されて使われてしまうんです！
これを初めて知った時は正直驚きました。

「筋肉が衰える」

というのは、自分も経験しているのでなんとなく理解しています。
しかしまさか、エネルギーとして使われているとは思いもしませんでした。
脂肪から使ってくれればいいのに・・・。

クルマに置き換えて説明すると、マッチョな人っていうのはスポーツカーなんです。
(速度は早いけどすごいガソリンを食いますよね？）

スポーツカーで毎日移動を繰り返していると、すごくガソリンを使います。
なので、何度もガソリンを入れに、ガソリンスタンドへ行かなくてはなりません。

でも普通の日常生活の移動において、スポーツカー程のスピードが必要な状況はまずありません。
とはいえ日常生活の移動は避けられませんのでクルマは必要です。
そして、正直ガソリンを何度も何度も補充しに行くというのはとてもめんどくさく手間がかかります。

そこで思いつきます。

「こんなに大量にガソリンを使うんじゃ突然ガソリンがなくなってしまうこともあるかもしれない、何度もスタンド行くのめんどくさいし、突然なくなったら困るから予備のガソリンを積んでおこう。」

お分かりだと思いますが、
これが人間でいうと「脂肪を蓄えている」ということになります。

そして更にこうも考えます

「ガソリンを大量に必要とする大型エンジンを、低燃費の小型エンジンに変えれば、燃費がよくなるぞ」　と。

クルマは必要だけどなくせない(人間でいうと死ねない)。でもそんなに大きなエンジンは必要ない。
じゃあ小さくしちゃおう！ってことです。

これが、「筋肉が衰える」ということなんですね。
日常的に使っていない、必要以上の筋力は
生命維持の観点ではただの邪魔なんですね。

いろいろ難しいメカニズムはあるんですが、
僕たちはこの程度の理解で十分です。

説明した通り、
人間は基本的に

「余分な筋肉は減らして、できるだけ脂肪を蓄えようとする」

そういう風にできているんです。

そして、前回もお話しした「痩せる」という行為は
大体の方が「体重の減少」と定義している場合が多いです。

体重の減少は3つの要素により構成されていて
１、脂肪をへらす　２、筋肉を減らす　３、体内水分量を減らす
この3つが体重を減らすということです(ざっくりいうと)。

そして、減量への知識がないまま減量してしまうと
この3つすべてが起こり、体重が減っていくことになります。

脂肪が減るのは本望ですが、筋肉も一緒に落ちてしまうんですね。

さて、少し遠回りしましたが本題です
「痩せる」だけじゃかっこよくはなれない理由ですが、それは

「痩せると筋肉も落ちちゃうから、かっこいいカラダじゃなく貧相なカラダになる！」

ということです。
貧相なカラダになりたくてダイエットやボディメイクする人っていますか？

いませんよね。

せっかく一念発起して
「ダイエット・ボディメイクやってみよう！」
と思えたのに、せっかくの「変われるチャンス」を無駄にしてしまうかもしれないんです。
それどころか超リバウンドしやすくなることもよくあります(これについてはまたいつか書きますね)

超もったいないです。

「痩せる」だけではかっこいいカラダにはなれないんです。

貧相なカラダを目指したい方は痩せるだけでいいんですが、
せっかくなら程よく筋肉のついた「かっこいいカラダ」になりたいですよね？

この「かっこいいカラダ」になると
たくさんのいいことがあります。
(これについてはすぐに筋トレを始めるべき3つの理由をお読みください☆)

このサイトは
「今よりかっこいいカラダになりたい！」
「トレーニングを始めたいけど何からやっていいかわからない！」
といった初心者の方が、気軽にボディメイクに触れられるようにと作りました。

このサイトに書かれていることをしっかりと理解し、
実践してもらえれば、
目指す自分に着実に近づくことができます。

自宅で簡単に始められる効果的な自重トレーニングの方法や注意点なども後々書いていこうと思いますので
是非楽しみにしていてください！

それでは今回の「痩せる」だけじゃかっこよくはなれない理由はこのあたりにしたいと思います。
それではまた