はまトレ

さて今回は「本当に痩せられる食べ物とは？」についてお話しします。

お話しするうえで誤解のないように、まず「痩せる」とは何かについて定義づけをしておきます。
「痩せる＝体重が減る」
コレが僕の「痩せる」の定義です。
それを踏まえてこの記事を読んでいただけるとありがたいです。

結論から言うと、糖質をとらなければ痩せます。
そのうえで、本当に痩せられる食べ物とは何なのかについてお話ししていきます。

先述の通り、糖質をとらなければ痩せるので
例えば、糖質をほぼゼロにする努力をして、3日間継続したとします。
その人の体重や筋肉量、脂肪量にもよりますが、少なくとも2キロは痩せられます。
この間、油はいくら摂取しても構いません。

なので、本当に痩せられる食生活を送ろうと思ったら、
とにかく糖質をとらないことだけ意識をすればいいということです。

でも、そもそもなんで人間は太ったり痩せたりするのでしょうか？
理由もなく太ったり痩せたりするなんてことはありませんので、
必ず何かメカニズムがあります。

このメカニズムを理解できているかどうかで
痩せられるかどうか、ボディメイクに成功するかどうかが
だいぶ変わってきます。

それでは、なぜ太ったり痩せたりするのかについて簡単にご説明します。

まずなぜ太るのか？というと
「食物からエネルギーが摂取出来ない時に備えて、カラダがエネルギー源(脂肪)を蓄えようとするため」
です。
生命を維持するためには、エネルギーが必要です。
体を動かすための指令を出すために脳でもエネルギーを使いますし、体を動かす際には当然筋肉でエネルギーを使います。

例えば、心臓が動かなくなったら死にますよね？
心臓を動かすのにもエネルギーを使いますので、エネルギー切れになるということは死ぬということに直結します。

脳は、寝ているときでも完全に休むことはないので、当然エネルギーを使います。

エネルギー切れになっては困るので、脳は空腹の指令を出してエネルギーを外部からとろうとします。
これが、おなかがすくという状態で、脳内のエネルギーが足りていない状態です。
でももし外部からのエネルギー摂取ができなかったら？

エネルギーが切れてしまいます。
エネルギーがないということは脳が動けないということなので、
カラダが機能停止します。死ぬという状態ですね。これが餓死です。

それじゃあ困ります。

だから、急なエネルギー切れを起こさないように、エネルギーを蓄えておこうとするんですね。
コレがご存知、体脂肪です。

じゃあ食べたものは全部体脂肪に置き換えるのかというともちろんそんなことはなく、
すぐに使う必要のあるエネルギーはすぐに使います。

そして、必要なエネルギーを使った後に、余ったエネルギーを貯めようとします。
もっと細かく言うと
「余った糖質を脂肪に変換して蓄える」
ということをします。

なので、簡単に言うと、
糖質さえとらなければ太ることはない
ということなんです。

さて、糖質をとらなければ痩せるということはわかりましたが、
具体的に何を食べればいいの？と思いますよね。

ここで
食べ物についての質問で聞かれる質問で特に多いものを例に挙げ、答えながらお伝えしていきます。

１、「揚げ物を食べると太るって本当？」

２、「摂取カロリーを下げさえすれば痩せられる？」

３、「で、何を食べれば痩せられるの？」

この3つが、食べ物についての質問で一番よく聞かれます。
それでは順番に回答させてもらいますね。

１、「揚げ物を食べると太るって本当？」

いまだに油ものを食べると太ると思っている方がとても多いですが、
油を食べると、それがそのまま直接的に脂肪として蓄えられるわけではありませんので、
油ものばかりを食べているから必ずしも太るということはありません。

が、

「揚げ物」を食べると太るのは本当です。
ただし正確に言うと、
天ぷらやフライ、アメリカンドッグのように「衣」のついたものが太ります。

その理由は、
天ぷらもフライも、衣は小麦が原料だからです。
小麦には糖質がたっぷり入っています。だから太ります。

更に、小麦はグルテンが含まれており、ＧＩ値がとても高いです。
ＧＩ値とは、すごく簡単に説明すると「太りやすさ値」です。

なので、小麦はほんと簡単に言うと
「太りやすさ値がめっちゃ高い糖質の塊」
なんです。

パンとかピザとか、美味しいですよね。
でも原料が小麦なので、とても太りやすいんです。

最初にお話しした通り、太るのは糖質です。
なので、揚げ物だからなんでも太るわけではなく、
「糖質の量が少ない揚げ物」は太りやすいどころか痩せるのに有効的だったりします。

さっき説明した通り、「衣」がだめなので、「衣」がついていないものを選べばいいんです。
たとえば「素揚げ」のように「衣」のついていない揚げ物であれば、
それだけを食べていてどんどん太るということはありません。

一緒に食べるものなどを間違えなければ、逆に痩せていきます。

２、「摂取カロリーを下げさえすれば痩せられる？」

コレもよく聞かれます。
低カロリーのものだけ食べていれば痩せられますよね？
みたいなことです。

これは、ＮＯです。
カロリーが低ければいいということはありません。
カロリーの高さ低さよりも大切なことは、糖質の量です。

例えば、ステーキ150ｇとごはん1膳(150ｇ)
どっちが太るのか。

ステーキ　150ｇ　→　約400キロカロリー

ごはん1膳(150ｇ)　→　約250キロカロリー

大体ですが、このぐらいです。(ステーキのカロリーは脂の量によりますが、脂が普通に乗ったステーキが大体こんなもんです。)
カロリー的にはステーキの方がカロリーが高いので、
低カロリーのものを選ぶことが正しいのなら、ごはんを食べた方がいいことになります。

でも、この場合100％ごはん1膳食べた方が太ります。

その理由は、ごはんが糖質できているからです。
さらに、ＧＩ値も高い(白米の場合)ので太りやすいです。
小麦ほどではありませんが。

このことからわかるように、必ずしも低カロリーのものを選べばいいというわけではなく、
何からカロリーを摂取しているのかの方がはるかに大切だということです。

極端な話、
糖質からエネルギー摂取をせずに、脂質から摂取するようにすれば太らないということですね。

3、「で、何を食べれば痩せられるの？」

これは本当によく聞かれますし、
世の中にも○○だけダイエットみたいなものがやたらたくさんあります。

まず一つ言いたいのは、○○だけダイエットのように○○だけを食べるというのは
普通に体に良くないのでやめましょう。栄養が偏って体調崩したり吹き出物ができたりしますよ。

理想は、皆さんご存知の通り
「バランスの良い食事」です。が、これはかなり難易度高いです。

一人暮らしの方でバランスの良い食生活が送れている人はいないと思っていますので、
いたら教えてください。是非一度お話しを伺ってみたいです。

話を戻すと、何を食べれば痩せられるのか？ですが
食べることで痩せられる食品は存在しません。そんなもんありません。
もしそんなものがあれば、それは毒物です。逆に、食べたら危ないです。
前も別のブログで言いましたが、これさえ食べれば、飲めば痩せられる！といった商品はうそです。
そのものだけの効果で痩せられる食品はこの世に存在しません。

でも、食べると太りやすいものはあります。
さっきも言いましたが、糖質です。
更に言うと、脂質と糖質を大量に含むものが一番太ります。
食品でいうと、
ピザ、パスタ、チャーハン、餃子、ケーキ、クッキー　などなど
そういうものをできるだけ食べない努力をして、
肉や魚をできるだけたくさん食べるようにしましょう。
ほぼ100％痩せます。
現代の日本人は糖質摂り過ぎなので、それだけ意識するだけでも痩せられます。

ここまで読んでいただくとお分かりだと思いますが、
とにかく糖質が太るんです。

本当に痩せられる食べ物はこれ！みたいな特効薬的食べ物は、残念ながらありません。
痩せるという現象にはメカニズムがあり、それは食べ物によって直接的にどうこうできるものじゃないんです。

ただただとにかく痩せたい人は、「糖質」をとらないでください。
そうすれば絶対に痩せます。
僕もやったことがあるので間違いありません。
最初の方で述べた通り、1週間糖質抜けば2～3キロは絶対落ちますので。

が、おススメはしません。
痩せますが、体調悪くなります。

あと、僕は「痩せる」ことが必ずしも良いことだとは思っていませんし、
痩せるだけではかっこいいカラダにはなれませんから。

かっこいいカラダになりたい方は、変に糖質を抜いたりしないでくださいね。

かっこいいカラダになるための考え方や方法を、どんどんお話ししていきますので、
是非読んで実践してみてください。
痩せることなんかより、かっこいいカラダになることの方が
僕は価値があると思います。

それではまた次のブログで